
3月に入ってから暖かい日が続いており、日に日に春が近づいていることが感じられます。
本日、学位記を手にし、卒業していく皆さん、心よりお慶び申し上げます。
思い返すと、皆さんが入学された4年前は、まだまだコロナ禍の影響が大きく、入学式は対面で行えたものの、5月のゴールデンウイーク明けまでは、オンラインでの遠隔による授業開始でした。1年生の時は、大学祭も中止になり、思い描いていたような大学生活を送ることができなかったと思います。
学年が進むにつれ、コロナ禍による制約もなくなり、3・4年生の頃はほぼ通常通りの大学生活を送れるようになり、私自身も卒業するゼミの学生と一緒に、保育現場の見学に出かけたり、夏休みに合宿を行なったり、学外に出かけることができ(学科のブログでも紹介させていただきました)、通常の大学生活を取り戻せたことを嬉しく思っていました。
コロナの影響だけでなく、皆さんが大学生を過ごした4年間だけでも、社会は大きく変わりました。現代は、VUCA(Volatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性))の時代と言われ、さまざまな物事が目まぐるしく変化し、未来の予測が困難な状況が続いています。そのような時代でも、大学でしっかりとした目的をもって学修し、希望する免許・資格等を取得して、皆さん自身が望んだ道に進むことができている皆さんの姿はとても頼もしく、また誇らしく見えます。
卒業生の皆さんが、4月からもそれぞれの場所で活躍されることを祈念しております。
子ども教育学科・人間発達学科
学科長 三浦 主博



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