1年生は「幼児教育基礎演習A」の後期2回目の授業時間に、『てんたん人形劇場』の上演を観ました。
体育館の空間に設置した「ステージ」の前に、ソーシャル・ディスタンスを保って学生たちが着席して始まりました。
「たったか、たったか、たったかたー」。
「しかく(立方体)」のからだに「まる(球)」のあたまの人形が現れます。
たった2mくらいのステージで展開する小さなストーリーは、おそらく乳幼児でも引き込まれます。
そして、子どもの心を忘れない(?)1年生たちも、さらに引き込まれた二つ目のストーリーは、『ごんぼさん、にんじんさん、だいこんさん』。
手前の温泉に浸かるにんじんさんとだいこんさん。
その後ろの遠くの山を、せっけんですべってゆく、ごんぼさん。
たくさんの人形を、たった二人で操って表現された遠近感が、すばらしい。
なにより、ストーリーはあるけれど、それはあくまで、子どもたちの遊びの世界のストーリーそのものです。
上演直後の拍手は、そうした子どもたちの世界に共感できた学生たちの、心から出たものでした。
上演終了後、「てんた(転太)」こと𡈽屋(つちや)高志先生は、学生たち対象のワークショップを実施してくださいました。ありがとうございました。
なお、『てんたん人形劇場』のブログ『てんたんのくらし』を開いてみたら、「夏はやっぱりスイカMVfull.ver」という歌をYouTubeで聴くことができました。「パプリカ」もいいけど、小さな子どもたちにはこっちのほうが楽しめそうです。もう暑い夏は過ぎましたが。
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