12月に入り、今年も残りわずかとなりました。
みなさん、いかがお過ごしでしょうか。
2020年が、まさかこんな一年になるとは去年の今頃は思ってもみなかったですが、
とにかく異例尽くめの一年だったなというのが、正直な感想です。
当たり前の日常が当たり前でなくなる…そんな日々を過ごす中で、気持ちもなんとなく沈みがちでしたが、クリスマスを迎えるこの時期に、学内は例年通りクリスマスの装飾が施されており、夕方になると光り輝く電飾にほっこりとしております。
人間発達学科の学生が授業でよく利用する5号館の入り口にもクリスマスツリーがこんな感じで飾られています。
クリスマスツリーといえば、さまざまな装飾品を飾りますが、みなさんはこの装飾品一つ一つに意味があることをご存じでしょうか。
トップスター
ツリーの一番上に飾られている星型の飾りのことです(この画像にはありませんが…)。これは、イエスキリストの誕生を東方の博士(賢者)に知らせた『希望の星』が由来となっています。
人々を導くような大きく目立つ星は縁起が良いとされていて、ツリー頂上を飾っているようですよ。
クリスマスベル
ベルには、イエスキリストの誕生を人々に知らせる『喜びの音を鳴らすベル』という意味があります。また、ベルの飾りは、天使とセットの物もありますが、これは、天使がベルを持ってキリストの誕生を人々に知らせる役目があることに由来しているようです。
ベル自体にも魔除けの効果があるという説もあるようですよ。
オーナメントボール
現在はボール状の装飾品を飾ることが主流になっていますが、昔はリンゴを飾っていたようです。
リンゴは、アダムとイブが食べたとされる「知恵の木の実」を象徴しているといわれ、『幸福』や『豊かな実り』の願いを込めて飾られるようになったとされています。
靴下
聖ニコラウスという人物が貧しい家の子どもたちを助けるために、窓から金貨を投げ入れたら、暖炉のそばにあった靴下の中に偶然入ったという、サンタクロースのモデルとなったお話が由来となっています。
電飾やキャンドル
これらは、キリスト自身を象徴しているとも言われ『世を光で照らす灯り』という意味があるようです。
昔は本物のキャンドルに火を灯し飾っていたようですが、火事の危険があるため電飾が使われるようになったようです。
他にも、クリスマスを彩る飾りには、それぞれに意味や由来があります。
※諸説ありますので、今回記した内容が全て正解というわけではないので、悪しからず。
どれを調べても『幸福』に結びつく願いが込められていることが分かり、昔から人々が幸せを祈りつつ大切に飾り付けてきたものなのだなと思うと、ツリーがより神聖なものに感じられませんか。
激動の一年だったからこそ、本来のクリスマスの意味や由来を思い出しながら、心豊かに過ごすのも良いかもしれませんね。
みなさんのもとに、幸せな年末が訪れることを願っています。
学科研究室 堀越
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